スピードキューブ攻略法

このコンテンツでは、ルービックキューブ６面揃えるための全てのパターンが掲載されています。ですから順に見ていって６面を完成させるのは容易いと思います。しかし、ここで目指すのは単に６面揃えることではありません。最短で完成させるのに必要な全ての手順を覚えることです。

先に述べた通り、LBL法で必要な手順は全部で119通りもあります。これはかなりの数です。これを覚えるには、 各パターンを繰り返し練習していくしかありません。当サイトは、それぞれのパターンを系統立てて練習できるよう、初級・中級・上級と分けています。

各級の概要

６面を揃えるのに必要最低限のパターンをまず覚えます。パターンを覚えたなら、是非何度も６面を作る練習をしてください。ただし現時点では完成まで1分を切れる程度だと思います。

PLL法を全部覚えます。これで上面横を揃えるスピードが飛躍的に伸びます。他にOLL法、F2L法も時間短縮できるパターンを幾つか覚えます。ここで確実に1分を切れるくらいになるまで練習して下さい。

OLL法の全てのパターンと、F2L法の残りを覚えます。しかしこれら全てを覚えても中級編から数秒しか短縮できないでしょう。あとはひたすら練習あるのみ！なのです。

各パターンを練習するには、まずそのパターンにしなければなりません。これを偶然に頼っていては、いつまでも目的のパターンが得られないかも知れません。 意図的に作り出す必要があります。

当サイトのスピードキューブ練習法とは、上記の２手順を繰り返すことなのです。しかし各パターンの揃え方を解説しているサイトはあっても、各パターンの作り方を述べているサイトや本は殆どありません。それで当サイトは揃え方とパターンの作り方の両方を掲載していきます。

目的のパターンを作り出すには、各段階の完成状態から崩していきます。（完成状態を作るには、右欄にあるパターン一覧のページをご覧になって揃えて下さい）。各段階の完成状態とは、以下のような状態のことです。

例えば、下図のパターンの揃え方（OLL法）について練習するとします。

OLL法パターン22

OLL法ですから、上面が全て揃った状態から崩して目的のパターンを得ます。

OLL法の完成状態から崩して目的のパターンを作る

崩し方によって４つのタイプに分ける事ができます。

独立型は、同じ操作を繰り返すことで目的のパターンと完成状態が交互に得られるタイプです。同じ操作を繰り返すので、最も覚えやすいタイプと言えます。

独立型のパターン作り

間接型も、同じ操作を繰り返します。ただし目的のパターンを得る迄に数回掛かるタイプです。このタイプも練習しやすいと思います。

間接型のパターン作り

セット型は２つセットで覚えると便利なタイプです。パターンＡの手順で崩すとパターンＢが得られ、パターンＢの手順で崩すとパターンＡが得られます。

セット型のパターン作り

上記３つのどれにも属さない方法です。このタイプは単純に目的のパターンを得ることが出来ません。この場合は、目的のパターンの揃え方を逆に操作していきます。揃える手順をビデオテープに撮って、逆再生しているようなものです。

例えば、F2L法で下のような手順のパターンがあります。

F2L法パターン１の操作

この手順を全く逆にすれば元に戻ります（下図）。このようにして目的のパターンを得ることができる訳です。

手順を全く逆にする

逆再生は本当に手順が頭に入っていないとできないでしょう。当サイトでは逆再生して目的のパターンを作る手順も掲載していますが、是非自分の頭の中で逆再生できるくらいまで練習して下さい。