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- 変数-その1
変数はプログラムを組む上で無くてはならないものです。 変数とは簡単に言うと、「入れ物」,「箱」のようなものです。 ただし中に入れるのは文字とか数字です。
変数という名の通り、入れ物の中身は自由に変えることができます。 これをプログラムでどのように使うのかやってみることにしましょう。
変数の宣言
まずは変数の宣言の方法を勉強しましょう。 これはJavaScriptだけでなく他のプログラムでも同じような方法が取られます。
- var 変数名
- 変数を宣言します。変数は、宣言をしてから使います。
実際には以下のように使います。
var 変数; var 変数A,変数B,変数C; var 変数 = 値;
- 1行目は、単に変数を1つだけ宣言しています。
- 2行目は、複数の変数をコンマで区切って一括で宣言しています。
- 3行目は、変数を宣言すると同時に、変数に値を指定しています。
変数に値を指定するには、イコール「=」を使います。これは代入という意味です。
変数名
変数名について少し説明しておきましょう。
変数名は自由に付けられます。 自分で分かるような名前を付けると良いでしょう。 変数名に用いることができるのは半角英数字です。 ただし、命令文に出てくるような文字は使えません(alertとかdocumentは駄目)。
変数名の最初は英文字である必要があります。2文字目以降数字やアンダーバー「 _ 」を使うことができます。
JavaScriptでは大文字と小文字は別物と解釈されます。 「hensu」,「HENSU」,「Hensu」は全て別の変数となります (ただし一般的な命名規則では、最初の文字は小文字となっています)。
変数を使ったサンプル
それでは、変数を使ったサンプルを見てみましょう。
<script> var num1 = 10; var num2 = 5; alert( num1 + num2 ); //足し算 alert( num1 - num2 ); //引き算 alert( num1 * num2 ); //掛け算 alert( num1 / num2 ); //割り算 alert( num1 % num2 ); //余り </script>
サンプル(別窓)
サンプルページを開くと、5回アラートが表示されます。 二つの変数に10と5を入れ、それぞれ計算結果を表示させています。 足し算、引き算は分かると思いますが、掛け算は「*」、割り算は「/」、余りは「%」で表します。
このサンプルでは、別に変数を使わなくてもalert( 10 + 5 )のように書くこともできます。でも数値を変えたいと思った時、変数を使っていなければ全ての個所を書き直さなければなりません。一方変数を使っていれば、代入する値の部分を書き直すだけでOKです。
サンプルのように、数字(number)を入れる変数名は「n」とか「num」が使われることがあります。 勿論そうしなければいけないというわけではありません。
文字と数字を含む計算式
<script> var num = 7; //数字 var str = "月"; //文字 alert( num + str ); </script>
サンプル(別窓)
サンプルを開くと、「7月」というアラート表示が出ます。 文字列同士、あるいは文字列と数字を「+」で繋げると、数字は文字として扱われます。 「-」マイナスとか「/」とかは使えません。
プログラムによっては文字と数字を繋げるとエラーになりますが、 JavaScriptでは臨機応変に対処してくれます。
文字列(string)を入れる変数名は「str」が使われることがあります。 勿論こちらも規則ではありません。